落雁を美味しいうちに食べたい!どのタイミングで食べたらいいの?

落雁を美味しいうちに食べたい!どのタイミングで食べたらいいの?

美味しい和菓子は美味しいうちに頂きたい!そんなことを、湿気させてしまったおせんべいを見て強く思いました!

こんにちは。お豆大好きの名畑です。

 

食べ物にはすべて期限というものがあります。消費期限と賞味期限と言うやつです。その違いをご存知でしょうね。ちょこっとだけおさらいをさせてくださいね。

消費期限と賞味期限

品質の劣化が比較的早いものは「消費期限」、劣化が緩やかなものを「賞味期限」と商品に記載します。消費期限は、未開封で表示に従った方法で安全に食べられる期限のことで、賞味期限は未開封で表示に従った保存方法で美味しく食べられる期限のことです。消費期限は期限を過ぎると食べられませんが、賞味期限は期限を過ぎても食べられると言うことになります。

落雁の場合は、消費期限ではなく、賞味期限がついている場合が多いですね。
開封後や決められた方法で保存していない場合には、期限前でも品質が劣化していることがあるし、反対に保存方法通りであれば期限が切れてもすぐに食べられなくなるわけではありませんから、あくまでも目安として利用することが望ましいでしょう。

落雁に厳密な消費期限はない

落雁の賞味期限はどれくらいでしょうか。作る落雁の種類にもよりますが、落雁の粉と砂糖で作ったものは厳密な賞味期限はありません。どうしてかというと米も砂糖も保存食なので、消費期限は記載されない場合が多いようです。

 

 

賞味期限とあっても

落雁の種類は本当にたくさんあります。形や味もそうですが、しっとりしたものから水分量が少ないものまであるんですよね。水分量によって、賞味期限も変わります。しっとりしたもの賞味期限は10日ぐらい、水分の少ない千菓子の落雁は数か月以上のものもあるんです。ただ、落雁は内部に小さな気孔をたくさん持つ和菓子です。作り終わった後、すぐに呼吸を始め、空気と水分のやり取りをします。素材の一部のお茶やハーブ、きな粉などの香りが少しずつ外へ飛び出し、反対に空気中からはからその場の匂いを吸着してしまいます。ですから賞味期限がいくら長くても、放置していたら水分量が変わるとともに、香りの劣化が進むことになります。せっかくの美味しい落雁をそんなことにしてしまってはもったいないですね。だから賞味期限がいくら長くても、放置しないでくださいね。

保存はどうしたらいいの?

保存方法としては購入してきたら、すぐに食べないとわかる量を密閉できる袋に入れておくほうがいいですね。さらにそれを冷凍庫に保管すれば余計な水分を吸着させないことが出来るので賞味期限を延ばすこともできます。冷凍した落雁を食べる前には冷蔵庫に移し、ゆっくり解凍する方法がいいですね。

梅雨時には特に注意が必要です

たくさんの気泡があるために水分を呼び寄せてしまう落雁は、乾燥した時期は特に保存に問題はないかもしれませんが、注意してほしいのは梅雨時です。日本には6月頃の梅雨の時期と、9月頃の菜種梅雨がありますし、夏も湿度が高い場合が多いのでいずれも、美味しく頂くために、袋を開けっぱなしで放置するのはやめましょうね。美味しく食べたいですからね。

 

ただ、千菓子の落雁は美味しいと感じることに個人差があるようです。しっとりしていたほうが好きな人、サクッと崩れる感じが好きな人、硬いおせんべいのような落雁が好きな人、好みによって保存方法をあれこれ変えてみてはいかがでしょうか。美味しいものは美味しい時期に頂くのが何より最高の幸せですね。

美味しく落雁を食べましょうね。

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