羊羹でワンランク上のオモテナシしませんか?

羊羹でワンランク上のオモテナシしませんか?

こんにちは。お豆大好きの名畑です。

美味しい羊羹に出会ったとき、「あの人にもこの美味しさを味わってもらいたい!」と思います。でも、一人で食べるのはいいけれど和菓子でおもてなしするなんて難しいって思いませんか。実はコツさえ押さえていれば、誰でもできるんですよ。

さあ、羊羹でオ・モ・テ・ナ・シ!をしてみましょう。

かわいい和菓子用のナイフを添えてオモテナシします

羊羹はどんな風に出す?

羊羹は1センチほどに切って、一切れを小皿にのせて黒文字(くろもじ)を添えて出しましょう。黒文字と言うのは和菓子をいただくときに付いてくるちょっと太めの楊枝のことです。黒文字がない場合はつまようじでもOKです。自分で食べる場合は、小皿に一切れではなく2切れぐらいのせますよね。でもオモテナシの場合は、1切れで十分です。というのも、羊羹でお腹を満たしてもらうわけではないからです。懐石料理のように少量を楽しむものです。もし、近しいお友達であれば、食べる枚数を効くのも不躾には当たらないと思います。美味しいお茶と美味しい羊羹で、美味しい体験の時間を一緒に過ごすことほどのオモテナシはないですよね。難しく考えず、相手に喜んでもらえるよう用意をしましょう。

 

お茶の出し方は?

お茶の種類もいろいろありますが、煎茶が一番無難です。台所でそれぞれの茶碗に注ぎ、羊羹と一緒にお盆にのせて運びましょう。お客様をおもてなしするのが和室であれば、お盆を一旦畳の上に置き、茶碗は茶たくにのせて両手で持って一つずつお出しします。和食と同じで、お客様から見てお茶は右側、羊羹は左側に並べます。これはお味噌汁は右側、ご飯は左側の容量と同じだと覚えれば問題ないですね。オモテナシするのが洋室の場合は、サイドテーブルやテーブルの端に仮置きするのがスマートです。

 

和菓子に添える黒文字はどの和菓子にも添えるの?

和菓子に添える黒文字(くろもじ)は、羊羹や上菓子、きんとんなどの手がべたつきそうなものに添えます。大福などの和菓子はそのまま手で持って食べてもいいので黒文字は添えずに、代わりにお絞りなどを添えましょう。黒文字とはクスノキ科の黒文字という木を削って作ったものです。また、黒文字だけでなく和菓子用の楊枝も豊富に販売されているので、オモテナシの気持ちを楊枝で楽しんでみたら、オモテナシされるにも楽しい気持ちが伝わりますね。

美味しい和菓子で、もてなしたりもてなされたり楽しい時間をたくさん過ごしてくださいね。一番大事なのはもてなす心ですが、美味しい和菓子があればなお最高のオモテナシになること間違いなしです。
和菓子には癒す力があります。日ごろから美味しい和菓子に出会って、いつでもオモテナシできるよう準備してみませんか?

 

Love 和菓子