コーヒー&羊羹

コーヒー&羊羹

こんにちは。

餡子は好きだけど、餡子のことはなにも知らない井浦です。

そんな井浦が、なにも知らないが故の独自の視点で和菓子を語ってみたいと思います。

 

餡子に合う飲み物

和菓子に合う飲み物というと、間違いなくお茶が出てきますね。そして一番身近なお茶だと、緑茶ってことでしょうか。季節によっては麦茶というのも選択肢に入ってくるかもしれません。和菓子全般に言えることかと思うのですが、味や風味が優しいので香りの強い飲み物は合わないという考え方。一方で、「和=和」でという王道を求める方がいるからかもしれませんね。

つまり、ここで「合う」とされる定義は、違和感なくすんなりイメージされるものという固定概念が強いのかもしれません!勝手に定義付けて豪語して申し訳ありませんが、僕たちの脳みそは「思い込み」という、無いことを在ると言い切ってしまう場合があります。プラシーボ効果と言う言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、「この食べ物はガンに効く!」と聞いて食べ続けていたら、いつの間にかガンが治ってしまったというやつです。病は気からを実現したようなお話ですが、脳みそはそのくらい思い込みが強いものなのかもしれません。

ということは、世の中には「和菓子=緑茶」ではない組み合わせもあって然るべきなのではないか?「和菓子=緑茶」というのは、いつの間にかそう思わされていたのではないでしょうか?

言い方が壮大な感じになりましたけど、僕はここで言いたい。コーヒーだって、和菓子と合うよ!ということです。特に、小豆餡とコーヒーは凄く相性が良いと思っています!

 

そんなわけで検証開始

今回ご用意したものは、某大手コーヒーメーカーの『インスタントコーヒー』とHIGASHIYAさんの『焦蜜羊羹』です!コーヒーについては「おいおい、ちゃんとドリップしたものを出しなさいよ」と言われそうですが、庶民の僕に身近なコーヒーということでインスタントコーヒーを用意した次第です(エッヘン)。

まずそれぞれの商品紹介をば。インスタントコーヒーについては、特になんの捻りもないブ◯ンディーを濃い目に入れています(濃い目の理由は、僕が濃い目が好きだからです)。ブレ◯ディって、牛乳と混ぜて飲んで〜って言ってるからか、少し苦味を強くしているように思います。牛乳が入っても、コーヒーの主張が埋もれないようにということと、酸味が強いと牛乳と相性が悪いからじゃないかなぁなんて。あ、個人的見解なので、正しいかどうかは不明です。あくまで僕の印象です。

そして羊羹。こちらは「焦蜜」と言うくらい、一般的な羊羹のイメージと比べて香りが別のものになります。蜜が焦げた香りがする、なんとも不思議な風味の羊羹です。口に入れた瞬間、スモーキーで一瞬「燻製のような」香ばしさが広がります。それが強いわけではなく、僅かに「あれ?」ってくらいの繊細な風味。なにも知らずに口にしたら、おもしろい驚きを感じるかもしれません。

まず羊羹を口にし、ひとしきり風味と甘さを楽しんだ後飲み込みました。そして、口をスッキリさせる感じでコーヒーを一口。結論として、この一連の流れに一つも違和感を感じませんでした。羊羹は焦蜜と小豆の風味が甘さと相まってとても濃厚に口に広がります。それが喉に落ち余韻を残しつつ、コーヒーを口にしたとき、コーヒーに負けない香りと蜜の甘さが再び押し寄せてきました。その上で、コーヒーの香りと苦味がより気持ち良く感じました。苦味が強いブレン◯ィーは、相性良いのかもしれません。

 

羊羹にコーヒーは合う

言い換えれば、小豆餡にコーヒーは合うという可能性が見えてきましたね。お茶でも申し分ないと思いますが、ちょっといつもと違う楽しみ方は、新しい発見になるんだと感じました。是非皆さんも、コーヒーと羊羹をお試しください!