気になる最中発見!横濱フランス最中ってなんですの?

気になる最中発見!横濱フランス最中ってなんですの?

こんにちは。

お豆大好きの名畑です。

今日は面白い最中を発見してきましたよ。もなかですよ。もなか!最中って皮と餡子だけのシンプルな和菓子だから、皮の味、餡子の味で違いが出てくる繊細な和菓子ですよね。そう言えば、皮にも種類がたくさんあるってご存知でしたか。

 

最中の皮っていろいろある

最中というと、もち米の粉で作られた皮であんこを包んだものが定番です。大部分が餡子なので、餡子の美味しさによって味が大きく変わるんですよね。最中の皮には種類があって、お店によって皮のデザインがいろいろあるから楽しめるポイントです。バラの形、ハート、栗の形だったり、猫だったり、ドーナツの形をしていたり、皮の形でちょっとテンションが上がったりもします。

皮って、餡子の添え物みたいに思われているけど、昔は皮だけで独り立ちしていた立派な千菓子だったんです。餡子がない皮だけのお菓子って不思議ですよね。もともとの最中の皮は、もち米の粉に水を入れてこねてから蒸し、薄く延ばして形を整えてから切って、それを焼いてから仕上げに砂糖をかけたものです。もちろん食べたことは無いけど、パリッとしていて美味しそうな感じがしますよね。江戸時代にこの皮を使って包んだお菓子が考えられて、明治ごろに今と同じような皮が完成しました。皮は「皮種」と呼ばれているんです。

その皮種は、お店で作っている場合もあるけれど、皮だけ売っている専門店もあるんです。最中種として単独で売っているのは、もちろん後で餡子を包んだりもするけれど、そのまま食べたり、アイスを挟んだり、カナッペみたいにお料理をのせて楽しんだりするようです。もち米だから何をのせても美味しそう。最中の皮をお腹いっぱい食べたらどうなるのかな?笑

フランス最中ってどんなもの?

さて今日見つけた横濱フランス最中!こんな形でした。

 

これは果たして最中と言っていいのか、ちょっとだけ疑問ですが餡子を挟むことには違いないのでいいとして。もち米の粉で作った皮ではなく横濱の西洋瓦をモチーフにしたパイでした。では、フランスという文字はなんでついたのかというと、横浜の元町でフランス人のアルフレッド・ジェラールさんが日本で初めて西洋瓦を作ったそうなんですが、山手に建てられた居留外国人達の家や、山下町の商館などに使われたそうです。その瓦のデザインをイメージして作ったからフランス最中と名付けたそうです。

えと~~フランス人が作った瓦をモチーフにしたパイであんこを包んでいるからフランス最中って、名前を付けるのが大変だったろうな~と考えてしまうのは私だけかな。

中を開けてみると、パイ生地とあんこが別々に包装してあります。


 

 

 

パイと餡が分かれていて、あとで合体させる新しい形のもなかでした。食べるときに合わせるので、サクサクの香ばしさの粒あんが口の中で混ざり合って、これは思わず「美味い!」と声を揚げずにはいられませんでしたよ。

なにより、粒あんがいい味をしていました。言うなれば、小豆を炊いたのとこし餡を混ぜたようなそんな感じ。分かってもらえるかなぁ。粒あんは普通は一緒に炊くと、粒が一緒につぶれるんだけど、この粒あんは、小豆の粒がしっかり残っているんです。小豆の粒を残す作り方もあるのかな~~私はそっちのほうにも興味を持ってしまいました。

 

自分で挟むのも楽しいですし、サクサクとあんこのコラボは最高でした。今回は和菓子という枠なのか疑問ですが、美味しいあんこに出会えましたよ。

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