餡子それぞれ

餡子それぞれ

こんにちは。

餡子は好きだけど、餡子のことはなにも知らない井浦です。

そんな井浦が、なにも知らないが故の独自の視点で和菓子を語ってみたいと思います。

 

餡子から作られる和菓子はたくさん

というか、甘い餡の代表格が小豆餡なんでしょうね。饅頭も大福も餅も、包んだり乗せたりするのは小豆餡。見た目にもいいし、食べ応えもあるし、まぁなんつうか最強なんじゃないかと思いますよね。ええ。あ、僕がそう思ってるだけなんですけどもね。はい。実際、和菓子のなかではもっとも親しみがありませんか?

地域によって独特な餡子があったりましすけど、「餡子=小豆」ですよね。そのイメージが強過ぎて、大人になって仙台土産に「ずんだ餅」をもらった時の衝撃ったらなかったですよ。「マジで?枝豆でしょ、コレ。餡子なの?」ってくらい、衝撃的で餡子は小豆だと刷り込まれてます。いまだに、ずんだ餅がなんか不思議な食べ物に見えております。すみません。

 

そんなあんこ

もう隣で寝てても違和感ないくらい親近感沸きまくる小豆餡ですが、どうしても違和感を拭えない餡子が一つだけ存在します。それが、缶の「しるこ」!!

何故でしょうか?缶に入ってることに違和感を拭い去れないこの存在缶。「しるこ」というだけで缶で販売されることを否定されてしまう、「しるこはお椀に入ってこそ」という偏見でしょうか。特に意識してないはずなのに、甘いしるこが缶であってはならないのです。禁断の果実であれば「口にしたい!」と思えるのに、しるこについては「禁断」の方向が別の方向向いてるんですよね。缶の口から小豆が出てくることが、なにか気になってしまいます。

むしろ、コーンスープやコンソメスープだって「え、缶に入ってんの?」って違和感がないわけではないのに。スープを缶から直接飲むなんて。それは自然と受け入れている矛盾。何故なんだぜ。

 

実際はとっても美味しい

いや、当然ですけども。美味しく作ってるから売れてんですけどもね。

それまでの僕は違和感を引きずったまま大人になり、気が付けば30を手前にしていました。この子供の頃からの違和感は意外と周囲の友人にも多く、「缶のしるこを飲むのは罰ゲーム」的位置を不動のままにしておりました。それを覆した事件が、なにかの勝負に負けた罰ゲームという(笑)

それまで「ありえない飲み物」とレッテルを貼っていたのですが、飲んでみると美味い。思わず「う、美味い・・・」と漏らしてしまうほど。ちょっとびっくりし過ぎて、腰砕けになりました。手にした缶を見やり、改めてロゴを確認しましたが、果たしてそれはしるこでした。いや、普通に美味くて当然なんですけどね。だって、しるこだもん。

 

食わず嫌いはもったいない

それからというもの、寒い日に自販機で見掛けるとつい買ってしまうようになりました。飲み比べをしたことはないので、どれがどうとかはないです。どれも美味いです。

もし「いやいや、缶のしるこは・・・」と思ってる方がいらっしゃれば、是非一度飲んでみてください。普通に美味いですから。マジで。