梅ヶ枝餅と松ケ枝餅と恵比寿餅

梅ヶ枝餅と松ケ枝餅と恵比寿餅

こんにちは。

餡子は好きだけど、餡子のことはなにも知らない井浦です。

そんな井浦が、なにも知らないが故の独自の視点で和菓子を語ってみたいと思います。

 

僕は福岡県の出身です

いきなりなんなんだって感じですが、実はそうなんです。19歳まで福岡で生まれ育って、それから東京にやってきた田舎者なんです。なので、関東とはちょっと食文化が違ったりします。あちらでは定番でもこちらでは定番でないものもあるので、今日はそんな和菓子をご紹介しようかと。

あ、繰り返しますけど、僕は和菓子に詳しいわけでもそれを研究したり専門にしてる者ではなく、ただただ一般人的餡子好き視点で語るだけなので、「その検証は間違っておる!プンスカ」と言われても困るのでご了承を。オフィシャルなブログですけどご了承を。

 

梅ヶ枝餅と松ケ枝餅と恵比寿餅

三種類の餅の名前を出しました。梅ヶ枝餅は菅原道真で有名な太宰府天満宮で、松ケ枝餅は『光の道』で有名になった宮地嶽神社で、恵比寿餅は十日恵比須神社で販売されている、いずれも小豆餡の焼餅です。

こちらが梅ヶ枝餅。真ん中に梅の刻印が見えますか?
んで、こちらは松ケ枝餅。松の刻印が見えますね。

残念ながら、恵比寿餅の画像はありませんでした。というか、正直見たことないです(笑)更に言うと、行ったこともありませんスミマセン。軽く調べた感じだと、同じものらしいですよ。へへ。

この3つ、はっきり言って違いは真ん中の刻印と名前だけという、堂々とパクリ合ってる勇気ある和菓子だと思います(個人的見解)。同じ小豆餡の焼餅なんで、目隠しして味比べしてもまず違いはわからないでしょう。いや、わかったらオカシイですよ。形にしか違いがないし、梅ヶ枝餅でもいくつもお店があって細かい違いがあるはずですし。「こっちが梅ヶ枝餅で、こっちは松ケ枝餅です!」って言い切ったら、間違いなく勘で答えてんなコイツって思いますから。

なので、どれを食べても大丈夫です!なんだったら「太宰府天満宮で食べた松ケ枝餅が最高でさぁ」なんてアベコベな思い出話をしていただいても結構だと思いますヨ(笑)

 

福岡の甘味として一度は食べて欲しい

まぁ、特別な製法だとか福岡県産のウンタラカンタラとまで言うようなものでもないですが、とにかく福岡に来たら食べて欲しいと思います。焼けた香ばしい餅が幾分薄くなって破れつつ、熱々の湯気を湛えた小豆餡をはみ出させながらハフハフ食べる梅ヶ枝餅は最高ですよ。どうせなら三月の梅の見頃に、太宰府天満宮の境内で歩き食いするのも良いかもしれませんね。

地元で愛される味に触れてくれるというのは、地元の人間にしたらこの上ない喜びだと思います。食文化というのは、一朝一夕ではないと思うんです。子供の頃から親しんだアイデンティティなわけですから。福岡人の心を掴むなら、食べ物を褒めましょう(笑)