「江ノ電もなか」を進化しながら守り続ける扇屋さん~和菓子めぐり

春がもう来ていますね。
こんにちは。
お豆大好きの名畑です。
お天気がいいと、和菓子めぐりがしたくてしたくウズウズしてしまいます。
どうしても行きたいところがあり、今回は江ノ島に行ってきました。
江ノ電が一般道路を走る瀧口寺前の交差点、道路と江ノ電が交わり、どうやって道路を渡ったらいいのか迷う場所の真ん前にあるこちらのお店。
扇屋さんです。
お店に江ノ電?と思いますが、これはただの飾り物ではなく工房になっているんです。
この車両は実際に使われていた600系を譲り受けたもので、だれもが目を引きます。
電車オタクでなくても、街の真ん中に江ノ電があるだけでワクワクしますね。
お店の中から撮影させてもらうと、「乗務員室」の文字があり、こちらで和菓子を作られているようです。
お店の中には、江ノ電のハンドルや運賃表や行先案内などお店の中にディスプレイされています。
とってもいい雰囲気なのです。
古き良き時代を感じさせてもくれる場所です。
お店のおかみさんもとっても気さくな方で、「いつもいろんな種類を置いてあるけど、今日はこれだけなのよ~~これで良ければ写真撮って構わないわよ。」と気さくに応じてくださいました。
美味しそうな草餅や和菓子たちが所狭しと並んでいましたよ。
調べてみると、この扇屋さんの創業は江戸の後期ということで、200年近く長い間和菓子を作られているんですね。
歴史を見守ってきた和菓子屋さんでもあります。
今回買ったのは、もちろん「江ノ電もなか」です。
「抹茶」のもなかは130円でした。
手に入るくらいの可愛い箱には「江ノ電もなか」の文字と、富士山、江ノ島、鎌倉大仏のイラストがあります。
可愛いイラストに心も和みますね。
上部には、鎌倉から藤沢までの、各駅名がつづられています。
これは、子供でなくても喜びますね。
箱を開けると白い包の中に、「えのでん」の文字の刻印があり、思わずにんまり。
食べてみると、薄皮なのに皮がしっかりしていて、餡は抹茶風味でした。
しっとりもちもちのちょうどいい甘さは、水飴や寒天、もち米などで調整して作っていらっしゃるんだな~~と感激していただきました。
お土産用の10本入りには、ゴマ餡の青電、梅餡の赤電、ゆず餡の新電、こし餡に求肥の入ったチョコ電、粒あんに求肥の入った江ノ電の5種類です。
抹茶餡のものは、2000系の電車の登場記念に作られてものです。
電車好きには10本入りプラスして、バラ売りの抹茶を購入すれば6種類がコンプリートで、喜ばれそうですね。
食べた後は、箱もディスプレイになるかも!
ここでしか買えない「江ノ電もなか」は、神奈川県藤沢市片瀬海岸1-6-7で販売しています。
江ノ電にのって江ノ島に行って、ぐるりと回った後は「江ノ電もなか」をお土産にしたら旅の思い出に最高じゃないかな!
江ノ電とともに進化して、電車好きにも和菓子好きにも喜ばれる老舗がここにはありました。
おかみさんが笑顔で、「進化していかないと生き続けられないわよ」とぽそっといった言葉には重みを感じます。
伝統を守ること、進化すること、その両方を時代に合わせて調和させているからこそ、長く続いているのかもしれません。
和菓子屋さんには、色々なことを教えてもらえます。
Love 和菓子