日本に、お饅頭は何種類あるの?

日本に、お饅頭は何種類あるの?

こんにちは。

無添加食品大好きの名畑です。

 

和菓子屋さんに行くと、お店独自のお饅頭があって、どのくらいの種類があるのかいつも不思議に思うんですよね。

名前の付け方もたくさんあって、何か法則のようなものがあるのかな~~と食べながら考えちゃうこともあります。

 

もともとお饅頭は、中国から喫茶文化として点心として伝わりました。

驚くことに、あんこのように甘いものではなく、肉などを詰めた甘くない食べ物でした。

お饅頭文化が伝わった時には、日本にはお肉を食べる風習があまりなかったので、肉の代わりに小豆やお野菜を煮詰めたものを詰めるようになりました。

でも、その当時お砂糖はとってもとっても貴重だったので、小豆とは言っても甘くないものでした。

今の甘いあんこになったのは江戸時代になってからと考えられています。

 

さて、美味しい和菓子のお饅頭は何種類あるのでしょうか。

 

 

大きく分けると、「焼き饅頭」と「蒸し饅頭」に分けられます。

ここまでは分けられるのですが、これ以上は種類がありすぎてまとめ切れないのが今の饅頭事情です。

焼き饅頭にはオーブンで焼く栗饅頭やカステラ饅頭があります。

形も大きさもお店によって違いますよね。

 

蒸し饅頭は皮を餡で包んで蒸したものです。

私は蒸し饅頭というと、温泉街などでよく見かける「酒饅頭」を思い出すのですが、こちらもいろいろな種類があります。

まず餡の種類は、こし餡、つぶし餡、だけでなく小倉餡、うぐいす餡、黄身餡、栗餡、ごま餡、柚子餡、抹茶餡、味噌餡、ネキ餡など、数限りなくあります。

餡に黒糖、きなこ、味噌を混ぜたものなどがあり、砂糖の割合でも餡の種類が変わります。

砂糖を全く加えていないのは生餡、生餡100に対して砂糖を60程度加えたものが並餡、砂糖が70程度のものが中割り餡、75以上のものを上割餡と、材料だけでなく砂糖の割合でも餡の種類が違ってきます

外側の皮の部分も、小麦粉だけではなく、上用粉で作る「上用饅頭」、そば粉を使った「そば饅頭」、かるかん粉使った「かるかん饅頭」、葛を使った「葛饅頭」、山芋などを使う「薯蕷饅頭(じょうようまんじゅう)」、酒麹の発酵の力を使う「酒饅頭」などもあります。

 

これを知ると、お饅頭という和菓子は、数知れないほどの種類があるんだな~~と感慨深くなります。

 

 

さて問題の「お饅頭の種類は何種類あるの?」

の正解、わかりますか。

 

 

 

 

 

 

 

「お店の職人さんの数ほどある。。。わからない!」です♪

ごめんなさい。

いじわる問題でしたね。

 

でも、お饅頭はお店によって、職人さんによって違うからこそ、探す楽しみ、食べる楽しみがあります。

 

日本全国どこのお菓子屋さんも、その地方の特色を生かし、和菓子屋さんが工夫を凝らしたお饅頭が必ずあります。

和菓子は、決められたものではなく、形や大きさ、餡、皮などに自由な発想を凝らすことができるのです。

甘さや硬さ、デザインや舌ざわりなど、一つ一つ違うので食べ比べて、好きなお饅頭と出会ってほしいと思います。

素敵なお饅頭との出会いがありますように!

Love 和菓子