落雁は豆乳と一緒に食べてみて~~お腹と心が落ち着くよ。
- 2018.04.20
- 落雁

こんにちは。お豆大好きの名畑です。
最近形を変え、味が変化して人気が出ている落雁ですが、豆乳と最高に合うんですよ。
和菓子は美味しいものだけど、それ以上に美味しくしてくれるのが飲み物の役目です。例えばお饅頭ばかり食べていたら喉につかえるし、甘さだけが残るけれど、緑茶と一緒にいただくと口の中がさっぱりしてあんこの味が引き立ちますからね。食べ物全般がそう言えるかもしれませんが、何を飲み物に選ぶかということは、その食べ物をいかに美味しく頂くかの選択なんですよね。
落雁に豆乳を合わせてみた
今回はHIGASHIYAさんの落雁をもっと美味しく頂こうと飲み物を考えてみました。緑茶もコーヒーも絶対合うと思うので、天邪鬼の私はあえてあまり選ばないものをチョイス。それが温かい豆乳です。
豆乳と言っても味がついているものでなく、成分無調整の豆乳です。それを温めて、落雁と一緒にいただいてみました。HIGASHIYAさんの落雁は甘過ぎず、くちどけの良さで人気の落雁です。その落雁を一口かじってから、温かい豆乳を口の中に入れると、ふわっと落雁本来の素材の味と豆乳が絡み合って、お腹も心も満足します。カリカリした気持ちも、ふんわりと緩ませるような効果がありました。豆乳が甘さをさらにまろやかにしてくれたんですよ。これは、小さなお子様から年配の方まで美味しく頂いて元気になる食べ方だと思います。
落雁は変化している
もともとは中国から伝わったと言われています。中国の軟落甘(なんらくかん)という菓子が伝わった時、落甘と略されてさらに落雁となった説が有名です。落雁は米などから作ったでんぷん質の粉に水飴や砂糖を混ぜて着色して型に入れて乾燥させた千菓子です。一番目にする機会があるのはお彼岸やお盆あたりでしょうか。仏壇の前に白とピンクで蓮の形を模ったものが置いてありませんでしたか。蓮の形は極楽浄土の象徴的な花ですから、仏壇に飾ることでご先祖様に最高のおもてなしをしていることになります。昔は砂糖を使った甘いものも貴重なものだったので、貴重なものを捧げることでご先祖様を敬っていたのだと思います。でも、砂糖が安く使われるようになってからは、落雁は飾るという形だけが残った食べ物になった時期もありました。
最近はいろいろな形の落雁が出てきているんですよ。パズルの形のものや動物の形のもなど、目でも楽しむもの。そして今回頂いた落雁のよう着色などはせず素材を楽しむ落雁もあります。一昔前は、落雁=不味いものという押し印がされていましたが、今は全く違っています。飾るだけのものから、楽しんで美味しく食べるものに変化してきているんです。
豆乳と一緒に食べれば豆の栄養も摂れる
おやつの時に豆乳を一緒に飲めば、美味しいだけじゃなく栄養も摂れるんですよ。豆乳は大豆を水につけて煮て、煮た大豆をガーゼで絞って作ったものです。豆乳には大豆の栄養がたっぷり入っているんです。私の尊敬する87歳の元気なおばあちゃんは、いつも豆乳を作って飲んでいるんですよ。お豆って日本人にはやっぱり欠かせないって思います。その元気なおばあちゃんを見ると、その元気さの一つに豆乳が関係しているんだと思うんです。豆乳の栄養を見てみると、たんぱく質、カルシウムが豊富に含まれているんです。効果としてはコレステロールを下げたり、気持ちを安定させたり、美肌にしたり・・・こ、これは見逃せませんね。美味しく食べられて、栄養も補給できるなんて最高じゃないでしょうか。さすがに作るのは大変だから、オーガニックの成分無調整の豆乳で試してみてくださいね。
美味しい落雁と豆乳で、体も心も満足しますよ。
Love 和菓子