東京目黒で愛される和菓子を作り続ける「玉川屋」さん~和菓子めぐり

東京目黒で愛される和菓子を作り続ける「玉川屋」さん~和菓子めぐり

こんにちは。

お豆大好きの名畑です。

桜の季節ですね~~でも私はやっぱり花より団子です。

今回も和菓子屋さんめぐりをしてきました。今回の場所は東京都の目黒です。

 

目黒駅東口より徒歩30秒程のところにあります「玉川屋」目黒駅前店にお邪魔してきました。

大正12年創業の玉川屋さんは、昔ながらの伝統の味を守りつつ現代の風味に合わせた和菓子づくりを心がけていらっしゃいます。

住所は、東京都品川区上大崎2-16-5 です。

 

平日の3時ぐらいに伺ったのですが、人気のお店のようでお団子やお餅は売り切れに近い状態でした。

お店の中には、上生菓子

人気のどら焼きやお饅頭や最中

春にぴったりの落雁などがありました。

大人気のバターどら焼きは、遠方からも買いに来てくださる方がとっても多いようです。

 

 

地元のお客様のファンも多く、お客様が途切れず、私が伺ったときには皆さんが笑顔で和菓子を購入していました。

 

 

そして私が購入したのはこの上菓子。

色遣いがきれいで引き寄せられたので思わず購入してしまいました。誰かにプレゼントしても喜ばれそうな上生菓子ですよね。

 

そして、懐かしいシベリア。最近は見かけなくなりましたが、とっても手間暇のかかる和菓子です。

お皿からはみ出して、しかもシットリしているのが伝わりますか?

大正から昭和にかけて人気が出たのですが、スポンジに羊羹を挟んだだけでないのです。

 

あらかじめ焼いたカステラ生地の上に、固まる前の羊羹を流し込み、その上にまたカステラ生地を被せると言う工程があります。

カステラを焼くそして小豆と寒天を煮て羊羹を作る、そしてカステラを焼く、と言う実に手間がかることをしています。

何故かというと、カステラと羊羹部分が密着せず剥がれてしまうんです。

そんな手間暇をかける和菓子も最近あまり見られなくなりましたが、こちらでは手間暇を惜しまず作りづづけているようです。

それは、きっとお客様を喜ばせたい!その一心なのでしょうね。

 

いろいろお話も伺ったし美味しそうな和菓子も買ったしと、いったんお店を出ると気になる看板に遭遇しました。

目黒を代表する逸品!!玉川屋の栗不動と書いてあるではないですか!!何~~~買ってないよ!!
これは、絶対買わなければならないと思って、ちょっと恥ずかしかったけどもう一度お店の中に戻り、栗不動を買ってきましたよ。

それがこちらです。目黒栗不動。食べるだけでご利益のありそうな名前の和菓子ですね。

 

割って見てみると、丸ごと1個の栗を白餡で薄く包んで焼き上げてある和菓子でした。

栗が甘すぎずほのかな甘さと栗の風味とミルクの風味が合わさり、ふわっと口の中に広がりました。

これは人気の商品なのは頷けます。小ぶりなので2~3個はいけちゃうかもしれません。

 

 

栗不動の名前の由来は目黒不動尊がお店から少し離れたところにあることのようで、230円で高級感があふれる焼き菓子です。

奉ってある仁王様は、玉川屋さんの3代目が寄進したそうで、深いつながりがあるのですね。

今回はお参りできなかったけれど、次にうかがうときはぜひ目黒不動尊にもお参りしたいです。

和菓子と神仏は実は密接な関係があるんですよ。

ちなみに、毎月28日に縁日が催されていて、玉川屋さんも出店しているとか。お参りして美味しい和菓子にも出会えたら、最高かも。

 

東京の目黒にある和菓子屋さんの玉川屋さんは美味しい和菓子がたくさんですが、一番印象深かったのは店員さんの接客です。

笑顔が素敵で優しさがあふれていました。

美味しい和菓子を作る人扱う人は、心がきれいな方が多いっていつも思います。

和菓子って、やっぱりいいね。

Love 和菓子