かりんとう饅頭は、かりんとう?それとも饅頭?
- 2018.03.04
- 未分類

こんにちは。
無添加食品大好きの名畑です。
先日、川崎で出会った「かりんとう饅頭」の看板!
かりんとうなの?お饅頭なの?と興味を惹かれました。
そしてついつい買ったのがこちら。
形はちゃんとお饅頭でした。
触ってみると、カッチカチのお饅頭で、なるほど触った感じはかりんとうですね。
食べてみると、サクサクの皮があんこを包んでいて、皮に黒糖を使っているせいか優しい甘さでとっても幸せな気分になりました。
カリカリとしっとり、味が香ばしくて誰からも好かれそうな味です。
お饅頭は中国の点心(てんじん)が由来の和菓子で、もともとは肉や野菜などを詰めていたものでした。
当時日本ではお肉を食べる習慣がなかったので、小豆を入れて作られそれが進化したものです。
さて、かりんとうはというと、小麦粉に水あめ、卵、砂糖、膨らし粉などを混ぜてこね、油で揚げて糖蜜を絡ませて作ります。
漢字では「花林糖」と書きます。
外国から伝わったと考えられていますが、遣唐使が伝えた唐菓子に由来するというなど説、その始まりや名前の由来には説がたくさんあり、はっきりしてないようです。
広く食べられるようになったのは江戸時代中期以降で、現在のようなかりんとうになったのは明治時代に入ってからの事です。
棒状にした小麦粉を揚げて、黒糖でからめた物が始まりだったようです。
黒糖が使われた理由は、そのころは白砂糖はとても高級だったため手に入りにくかったからです。
黒糖の甘く素朴な味わいが人気になり、庶民のお菓子として全国に広がっていきました。
その後、地域ごとにさまざまな作り方で販売され、それぞれに特長のあるかりんとうが生まれていくことになります。
そのお饅頭とかりんとうが合わさると、こんな味になるんですね。
人気商品のようで、たくさんのかりんとうまんじゅうが並べられてました。
こしあんが包まれたのが始まりとされていますが、つぶあんのかりんとう饅頭もあるんですね。
いろいろなコラボが楽しめるのが和菓子のとってもいいところです。
この看板で気になったものがこちらです。
原材料が「小豆、砂糖、小麦粉、黒糖、水あめ、塩、重曹」と余計なものが入っていないこと!
美味しいものを作るのには、美味しい原材料を使い、そして手間ひまをかけることで、味も身体にも美味しい和菓子が出来上がります。
黒糖饅頭を揚げて作ったかりんとう饅頭は、ひと手間をかけることで別の和菓子として生まれ変わっています。
和菓子はまだまだまだまだ進化できる可能性があるようです。
それを見つけたり食べられたりできるのも幸せです。
食べて美味しい、身体にも美味しい和菓子をもっともっと食べて、元気になりましょう。
和菓子めぐりは楽しいですよ。
Love 和菓子